間取りの後悔で多いのは?

間取りの後悔で多いのは?

たいていの人は家づくりの初心者ですから、家ができた後で「ああしておけばよかった」
「こうしておけばよかった」という後悔をほとんどの人がしてしまいます。
中でもよく聞かれるのは、間取りに関する失敗談です。なぜそんな失敗をしてしまうかというと、
間取り図だけからは気づかないことが多いからです。
たとえば、新居を訪れる人の目線や、家の中に持ち込まれる物の重さ、自分たち家族の成長といった要素は、
間取り図には書いてありません。実際に住みはじめてみて、初めて気づくことが非常に多いのです。

・収納に満足している人は少ない
注文住宅を建てて間取りに後悔する人が少なくありません。
家族の状況が変われば便利な間取りも変わってくるからです。
その中でも特に後悔が多いのが収納です。
建てるときには十分だと思っていたのに、5年後には足りないと感じてしまいます。
人間は仕舞えるうちは持ち続ける癖があるからです。
収納が足りなくなって捨てることを考えます。
収納に後悔しないコツは適宜捨てることかもしれません。
家具や家電などを図面に書き込んだりしただけでは、必要な広さはなかなかわからないものです。
ドアや収納の扉を開けた状態でも余裕があるか、通路部分に人がすれ違う幅を取れているか、
将来、ライフスタイルの変化に合わせて部屋の広さを変えやすいかといった観点も必要です。

・トイレの位置
トイレが寝室に近いととても便利です。
夜目覚めたときに本当にありがたさが分かります。
ところが、他の人がトイレを使うと水洗の音で目覚めてしまいます。
トイレと寝室の間取りは最も慎重に考えなければならないところです。

・広いリビング
広いリビングは開放的で魅力的です。
特に、キッチン、ダイニング、リビングと続く大きな空間は来客のときにもとても便利です。
ところがいざ住んでみると光熱費の高さに驚きます。
多くの人がなぜ可動式の間仕切りを付けなかったか?という後悔をします。
ダイニングやキッチンがオープンになっている間取りは来客中の食事などができないこともあります。