注文住宅の引き渡しの注意点

土地を選び、建てる家の間取りや設備を決め、住宅ローンを申し込み、新居の建設が着工~竣工(完成)すれば、いよいよ待ちに待った注文住宅の引渡しとなります。
引渡しまでは短い方でも数ヶ月、長い方だと1年以上かかるため、ようやく夢のマイホームが引渡しとなり、ほっとして気が緩みがちですが、引渡しのときにどのような点を、注意点として確認すれば良いか考えていきましょう。

・注文住宅の引き渡し
注文住宅の引渡しとなれば早く見たくてワクワクすることでしょうが、注文住宅の引き渡し時に注意すべきポイントがあるので知っておくことも大事です。
注文住宅の引き渡しに関連するトラブルに残代金の支払い時期があって、基本的残代金の支払いは建物完成後ですから、工事が遅れている時には契約で取り決めた日にする必要はありません。
入居してから発見した不具合は、内容や業者によって対応してもらえないこともあるので、引き渡し前の施主検査は時間をかけてきちんとチェックしましょう。

・注文住宅引き渡し手続き
工事が終わると内覧会が行われます。
内覧会では工事の仕上がりについて細かくチェックします。
そして問題点を解決できたところで引き渡しが行われます。
内覧会から引き渡しまでは1,2週間を見ます。
引き渡し日には内覧会で指摘した問題点が解決されているかどうか確認します。
現在はほとんどの会社で保証期間が設けられているので、一定の規約はあるものの事後のクレームが言いやすくなりました。

・引き渡し日に残代金を支払う
契約の時には内金や手付金が支払われます。
引き渡し日には残りの売買代金の支払いが行われます。
大きなお金が動くのでローンを組む金融機関で行われることがほとんどです。

・司法書士への支払い
売買代金支払いの席で所有権移転のための司法書士への報酬の支払いも行われます。

・税金の精算
固定資産税や都市計画税はその年の1月1日現在の所有者に課税されます。
引き渡し日当年は建築会社にかかっているので、引き渡し日から当年12月31日までの日数を計算して日割りで精算します。